自己破産の”家計表”を作る前に”家計簿”をつけて!という話

自己破産の依頼があった場合、依頼人に”家計表”を書いてきてもらうように頼むのですが、家計表の書き方が分からない人は意外と多いです。

自己破産の申立書で使用されている家計表のひな形は「陳述書の作成手順(5)家計表の記載方法」のページに掲載していますが、家計表はその月の収入と支出した金額を記載すればよいだけの簡単な書類です。

家計表のひな形を見てもわかるように「支出の欄」には、

・家賃
・通勤通学費
・水道光熱費
・食費
・外食費
・教育費
・交際費

など、各種の項目がありますから、おそらく自分が支払ったお金をどの項目に入れればよいか分からないのでしょう。

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「家計簿」を付けてから「家計表」を作成する

しかし、これらの各項目を簡単に埋めていく方法も存在しています。

それは、日常的に”家計簿”を付けておくことです。

家計簿は100円ショップで売られているノートなどに適当に線を引き、自分の家庭で支出するような項目を適宜に項目別に並べて記載すれば作ることができます。

毎日その項目に使った金額を記入し、月末にその家計簿の各項目の合計を算出して得られた金額を、自己破産の申立書の”家計表”の各項目に書き写せばよいだけですから、”家計簿”を作成しておけば”家計表”も簡単に作成することが可能です。

ちなみに家計簿は、次のようにノートに表を書き入れ、お金を使った日付ごとに支払った金額を記入して作成すれば良いでしょう。

【〇月分】
12~14~22~31合計
家賃50,000
駐車場20,000
電気5,000
ガス4,000
358467379
野菜245460280
洗剤他827
お酒1,500
歯医者1,800
~

※上記の家計簿の例では日付を横に並べていますが、日付を縦に並べても構いません。

このように、自己破産の家計表も、家計簿をつけることで格段に作成しやすくなります。

なので、自己破産をすることが決まった場合には、その時点からでも遅くはありませんので、毎日家計簿をつけるようにした方が良いと思います。

 


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