友人や知人、家族などから借金を頼まれた場合には、念のため借用書を作成し署名捺印(記名押印)をもらっておくようにするべきです。
なぜなら、借用書を作っておかないと、借金の金額や返済期日、利息などに食い違いが生じ「言った、言わない」の争いとなり、後々友人関係や家族関係に思わぬ亀裂が生じてしまう危険性があるからです。
とはいっても、個人間でのお金の貸し借りで借用書を作ったことがないことがほとんどでしょうから、このページでは借用書のひな型(書式)を公開することにいたします。
なお、このページで公開する借用書のひな型(書式)は当サイトの管理人が独自の見解に基づいて作成したものです。
仮にこのひな型(書式)を使用することにより法律トラブルや経済的損害等などが発生した場合であっても、当サイトの管理人は一切責任を負いませんのでその点ご了承のうえご使用ください。
借用書のひな型(書式・記載例)※簡易Ver
借用書 私(甲)は本日、貴殿(乙)より金○万円を確かに借り入れ同金員を受領いたしました。 以上 平成○年○月○日 【甲】 住所 東京都渋谷区○○町○ー○ 氏名 借金史太郎 ㊞ 【乙】 住所 神奈川県相模原市○○町○丁目○番○号 氏名 岡根粕蔵 ㊞ |
※お金の貸し借りは法律的には金銭消費貸借契約となりますが、金銭消費貸借契約は特段の約定がない限り無利息が原則となりますので、友人や家族間での貸し借りのように無利息の場合には上記のように利息を記載しなくても特に問題ありません(※利息を付ける場合は利息の記載が必要となります)。
※「金○円」の部分は、PCで印刷する場合は「金10万円」や「金236,000円」などとアラビア数字で記載しても構いませんが、手書きで記入する場合は改ざんされることを防ぐため「金壱拾万円」「金弐拾参万六千円」などと漢数字で記載するようにしてください。
借用書のひな型(書式・記載例)※フォーマルVer
借用書 1 私(以下「甲」という)は、貴殿(以下「乙」という)より、本借用書作成日を契約日とする金銭消費貸借契約に基づき、金○万円を借り入れ同金員を受領いたしました。
4 甲が、第2項の割賦金の支払を2回以上怠ったときは当然に期限の利益を失い、甲は乙に対し、第1項の金員から既払額を控除した残金を直ちに支払います。 ※本借用書の成立を証するために本借用書を2通作成し、それぞれ署名(記名)捺印のうえ甲乙各1通宛保管するものとする。 以上 平成○年○月○日
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※「金○円」の部分は、PCで印刷する場合は「金10万円」や「金236,000円」などとアラビア数字で記載しても構いませんが、手書きで記入する場合は改ざんされることを防ぐため「金壱拾万円」「金弐拾参万六千円」などと漢数字で記載するようにしてください。